人口減少や高齢化といった社会の変化、
AIやIoTなどデジタル技術の進歩、
在宅ワークや遠隔医療の導入によるライフスタイルの変化など、
2030年までにさまざまな変化が起こると予想されます。
そんな変化に対応しつつ、人が心地よいと感じるコミュニケーションの形を考えました。
未来のコミュニケーションは「福岡」にフォーカスして考えており、
それにより、より具体的な事象、場所、市民の暮らしを想定し、
未来のコミュニケーションを考えました。
そして何より、福岡に暮らす学生・社会人でこの街がこんな街であってほしい!
そんな思いをこめて考えています。
わたしたちが考えた9つの福岡の未来のコミュニケーション。ぜひ覗いていってください。
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Vision学生とのプロジェクト
から考える
2030年の福岡について
福岡は古来から、異なるものどうしのシナジーによって新たな価値を生み出し続けている街といえます。
港町として発展した博多は、大陸の新しい文化とのシナジーにより、うどん・そば・まんじゅうの発祥の地となりました。(諸説あります)
また、領民が領主のためにやっていた松囃子が、城下町福岡と港町博多間で街の神社や高齢者を祝い合う、どんたくという新たな祭を生み出しました。
では、2030年の福岡は、どんなシナジーによってどんな新しい価値が生み出されているのか。今回の学生さんの作品を見て、想像を膨らますことができました。
例えば、起業家とアーティストによって生み出される新しいビジネスアイデアに、世界中の投資家が注目する。
例えば、学生や社会人だけでなく、街の人やアジアの人との学びのシナジーによって、福岡で学ぶ魅力がつくられる。
例えば、福岡の豊かな観光資源を魅力的なワークスペースと捉え直し、新しい働き方が実現する。
このような、学生さんたちが描く新しいコミュニケーションのかたち。異なるものどうしの距離を縮める(Closing the distance)手段として、LINEはどうあるべきなのか。
2030年の福岡のコミュニケーションを考えることは、LINEの未来のあり方を考えることでもありました。
DX・Smart Cityセンター センター長 南方 尚喜
来てほしい未来をリアルに描いてみると、未来が自分ごとになります。
ここにご紹介したのは、未来を生きる学生たちが描き出した自分たちの8年後、2030年の福岡の理想像です。
こんな2030年の福岡はいかがでしょうか。
今回は、理想の未来を想像して、それを実現するためのデザインを考えるバックキャスティングにトライしました。
Comfortable Communication City Fukuokaー心地よいコミュニケーションに溢れた2030年の福岡をデザインするために、今できることを一緒に考えてみませんか。
大学院芸術工学研究院 准教授 池田 美奈子